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zoom RSS ラ フルネ(2)『ノワレザン』『ノワゼットとアーモンドのライ麦パン』

<<   作成日時 : 2016/01/27 22:16   >>

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大阪、地下鉄肥後橋駅から西へ3、4分、中之島へ渡る筑前橋近くにある「ブーランジュリー・パティスリー ラ フルネ」。パンとお菓子がほぼ均等の比率で品揃えされている。
今回は、パンを紹介しよう。食べるほどに、オープンして1年以上知らずにいたのが惜しまれてくる。
(※担当クボタ)


●『ノワレザン』   12.3×9cm 高さ5.5cm 210gほど。
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ライ麦入りカンパーニュ生地にこれでもかというばかりに、たっぷりのレーズンとクルミが入っている。

断面を見れば分かるように、部分的には生地よりもガルニの方が多いくらいなので、限界一杯入ったぜいたく極まりないノワレザンといえるだろう。
表面に飛び出しているレーズンが一切焦げていないのが驚き。クラストが焼けた時点で温度を下げるなどのピンポイントの細かな作業が窺われる。

おかげで、濃厚なレーズンの旨味(甘酸っぱさを通り越している!)に圧倒されてしまう。
クルミは比べると控えめなので、全面に押し出して来るほどではなく、食感の刺激を加えるとともに全体にコクを与えてくれている。

そして、驚くべきことに、これだけガルニが圧倒的なのに、生地がちゃんと奥行深い味わいでしっかり支えている。ふむ、素晴らしい。

普段は具沢山の極みはさぞ美味しいだろうな、などと想像してしまうのだが、いざ目の前にその望みを実現したものが表れると、その美味しさに圧倒され満足しながら、次の望みが出てくる。レーズンに負けない強い味わいの生地だったら、生地メインのノワレザンが食べてみたい。
客の心理なんてどこまで行っても天の邪鬼にできているものだね。
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ここまで美味しいと、何も手を加える必要はないけれど、バターをたっぷり付けると、即席のフルーツケーキに変身してくれる。
これまたオツでげす。







●『ノワゼットとアーモンドのライ麦パン』   13×8cm 高さ5.7cm 240gほど。
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こちらは春日シェフがフルーツの入らない、ナッツだけのパンを焼きたかったから、という食感の刺激に満ちあふれたパン。

商品名通り、生地の中にはヘーゼルとアーモンドがごろごろ入っている。
表面は押し麦、亜麻仁、ゴマなどで覆い尽くされている。
生地はライ麦13%だそうだ。細かな数字になるのは酵母を育てるのに使ったライ麦も加わったりするということのようだ。

これがちょっと止められない美味しさなんですなあ、はぁ。
ヘーゼルが噛み締めるほどに甘い。押し麦も甘いし、すべてが雪崩を打って甘い方向へ行く。
しかし、それがくどさにならないのはすべて自然な甘みだから。砂糖の媚薬的な魔術ではなく、もっと健全な甘み、食べるほどに健康を取り戻しそうなヴァイタルが感じられる。

それにナッツが煉り込まれる前にちゃんと煎り直されているのだろう。芳ばしい香りが弾け、嗅覚からも食欲を刺激される。
このパンもガルニぎっしりなのだが、やはり生地が負けていない。ナッツの強い食感に負けない、ハードさ。

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こちらは圧倒的な個性の割に、いろいろ合わせやすい。
バター、チーズも合うし、マーマレードなども悪くない。ただ、トーストして芳ばしさを増して食べるのがベストかもしれない。

カリッコリッサクッ、これまた二人で奪い合って食べた。






春日シェフ、能力が高くて店名の肩書き通りパンもお菓子も同等に秀でた実力。両方を手がける人は少なくないけれど、パン屋さんのお菓子は頑張って作ったね、という域を超えないものが多いし、お菓子屋さんのパンは贅沢品になりがち。品数も少ないのが普通。
その点、こちらはまったく比重が同等だし、仕上がりのレベルはどちらもトップクラス。才能に恵まれ、努力を惜しまない人がいるものですね。



●『ノワレザン』346円    『ノワゼットとアーモンドのライ麦パン』367円

●「プーランジュリー・パティスリー  ラ フルネ」
  大阪市西区土佐堀1-4-2  TEL06-6147-5267  定休日/月曜・他不定休 営業時間/10:00〜20:00


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