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zoom RSS ジュエ デュ タンブラン(1)初登場! 焼菓子8種『マドレーヌ』『フィナンシエ』『クグロフ』…

<<   作成日時 : 2016/08/12 21:42   >>

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三重県四日市市のパティスリー「ジュエ デュ タンブラン(Jouer du Tanblan)」さん。当ブログ初登場です。
クボタの生まれ在所でもあるし、私イワモトの姉がたまたま住んでいるところでもあり、縁があるのに、ついぞご無沙汰していました。このほど姪の結婚式ということで久方ぶりの訪問。
ならば、我々が敬愛する「ムーラタルト」の吉野シェフから前々から教えられていた先輩のお店「タンブラン」に寄らなければと行ってきた次第。
1995年オープン、8月の末に21周年という老舗。JR四日市駅と近鉄四日市駅を結ぶメインストリート、市役所の向かいという目抜きにあります。しかもお店は元々銀行だったビルで金庫室もそのままカフェに使用されているという、シックで豪華な雰囲気。押しも押されもせぬ格式を備えた、この町を代表するお店なのでした。


●『マドレーヌ』   8.5×4.8cm 厚み3.2cm 30gほど。画像


サクッと軽い食感、ホロリと崩れてみるみる溶けて行く感触は良質なお菓子の証。

檸檬はわずかに果汁も加えられているようでかすかに酸味も感じられ、香りとともに、ただ甘いだけのお菓子ではない、一味を加えてくれています。

ちなみに、でべそ、あります。






●『フィナンシエ』   4.2×8.4cm 厚み2cm 35gほど。
画像
こちらのものは焦がしではなく、溶かしバターが使われているようで、なかの生地が色白。

ブールノワゼットの香りではなく、アーモンドの香りが前面に押し出されています。
バターも品良く香っています。

これでもかという味ではないのですが、『マドレーヌ』とつづけて食べていると、ヒタヒタと迫ってくる静かな美味しさに惹かれて行くものがありますね。



●『栗ケック』    7.8×4.8cm 厚み3.6cm 40gほど。
画像
珍しい形ですね。
ラルム(涙)型のような、太ったマドレーヌのような。

持っただけでホロホロ崩れる脆さがいいですね。

材料表を見ると栗とマロンペーストが入っています。和栗と洋栗とも考えられますが、栗粉とマロングラッセということではないでしょうか。

わずかに粒が散見されるだけなのに栗が良く香りラム酒も利いています。一番多く使われているアーモンドより目立ちますね。

こんなに軽く柔らかな食感のケーキでいながら、栗の濃厚さを堪能させるとは。業師ですね。




●『ケークオフリュイ』   6.4×6cm 厚み1.7cm 40gほど。
画像
ちょっと珍しい切り分け方。
もっと幅広く大きく焼いたものを小さく切り分けたもののようです。

ミックスフルーツをブランデーで漬け込んでいるのでしょうか。もう香りはほとんど飛んでいてますが、ほんのりアルコール感。

それ以上にシナモンがしっかり利いています。
フルーツケーキではあまりお目にかかりませんが、フルーツが長く漬け込んだタイプなのでよく合っています。





●『オレンジとアーモンド』   幅7.6cm 高さ6cm 厚み1.7cm 40gほど。
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アーモンドの生地にオレンジピールを細かく刻んでいれただけ、と云うシンプルなお菓子。

ピールは生だときつくなるし、砂糖漬けは時に人工的な匂いを放つ。
これは砂糖漬けだけど、気にするほどのものではありません。
素材選びにしっかり気を配っているのでしょうね。

アーモンドが主に香って、オレンジがあくまでも彩りとしての利用に抑えられているのもいいのでしょう。
しっとり、ほわほわ柔らかな生地です。




●『モアルーショコラ』   7.5×5cm 厚み3.3cm 40gほど。
画像
これも繊細を極めた脆い焼き上がり。

とくにエッジ部分がモアルー moelleux(柔らかい)の本領発揮で、手で持つことを許さないほどの溶け加減。
全体はほわほわ、モロモロと口に広がり、ゆっくり溶けて行きます。

純度の高いチョコレートを使い、砂糖を控えめにしているようで、おだやかにチョコレートの風味を楽しませてくれます。





●『りんごといちじくのクグロフ』   高さ7.7cm 底幅4.8cm 厚み3.3cm 40gほど。
画像
りんごは目立たないのです。

が、全体の甘みのベースの中にしっかり個性を浸透させて、いちじくの個性的な甘みとププチとした食感のハイライトを支えるバックグラウンドを築き上げています。

グラスアローのシャリッとした食感も楽しく華のあるお菓子。
お見事です。





●『ガレットブルトンヌ』   径5.7cm 厚み2.3cm 40gほど。
画像
バターが一番多く使われているのですが、生地が揚げられてガリガリする特有の食感にはしていません。

こちらの焼菓子全体に共通するテイストである“優しさ”がここでも貫かれています。
ホワホワサラサラとした繊細で肌理の細かい食感。

この優しさの前では控えめの塩味もはっきり感じられ、このお菓子らしさを表現しています。





日曜日の朝10時の開店と同時に訪れたのですが、お客さんはひっきりなし。駐車場も用意されています。大人気店なのです。
姉夫婦も一緒でしたのでシェフにお目に掛からず、生ケーキの写真も撮らずじまいで、のんびり過ごしました。
金庫室で食べたのは『苺のショートケーキ』(白いスポンジ!)、『桃のパイ』、『オペラ』の3品。いずれも、穏やかな甘さのトーンで統一されていました。
商品のショーカードの書体に見覚えがあって、「ダニエル」さんぽいような気がしましたが、それもそのはず、「ムーラタルト」の吉野シェフの話によると「アンリシャルパンティエ」を経て「ダニエル」で修業した方だそうです。出身が示すように、全体に控えめな優しい味わいに特長があります。
とくに、「アンリシャルパンティエ」の初期は芦屋マダムたちの贅沢な午後に質の高いひと時を提供するためのお菓子作りでした。その思想を受け継ぎ、自己主張するのではなく、あくまでお客様のための品のいいお菓子を作っているというように感じました。



●『マドレーヌ』150円  『フィナンシエ』180円  『栗ケック』200円  『ケークオフリュイ』180円  『オレンジとアーモンド』150円  『モアルーショコラ』200円  『りんごといちじくのクグロフ』180円  『ガレットブルトンヌ』180円  (※内税)

●「ジュエ デュ タンブラン Jouer du Tanblan」
  三重県四日市市栄町9-2  TEL059-355-1525  定休日/月曜、第4木曜  営業時間/10:00〜19:00

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