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zoom RSS ラ ヴィエイユ フランス(2)『焼菓子6種/マドレーヌ、エコセ、フロランタン、ギャレットブルトンヌ…

<<   作成日時 : 2017/01/16 18:22   >>

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東京都世田谷区、京王・千歳烏山駅から南へ8分ほどのところにある「パティスリー ラ ヴィエイユ フランス」(本店)さん。
親しくさせていただいている京都の「アグレアーブル」の加藤シェフの先輩でもあるので、気になる存在です。有名な方なので、その関係を知る前からもちろんチェックはしていましたが、より身近に感じはじめたというところです。


●『マドレーヌ』  7.8×4.7cm 厚み3cm 25gほど。
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プクッと“でべそ”のマドレーヌ。

甘味は蜂蜜以外にも転化糖やトレハロースなどが入っていて、しっとり感を持たせています。

シェフの書いた本によると、フランスではパサパサした食感が当たり前だけど、日本人には合わないので、しっとり感を出すように少しアレンジしているとのことのようです。
そうそう、ローマジパンも入っているらしい。画像

お決まりのレモンの香りに、にんまりしながら、やや締まった食感で食べ応えがあるのが嬉しい。
優しさと強さを兼ね備えたマドレーヌ、と云えるのではないでしょうか。









●『エコセ』  幅6.5cm 高さ5.5cm 厚み2cm 50gほど。
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ドイツでは“レーリュッケン”と呼んでいるお菓子と思っていいでしょうね。

トップのアーモンドダイスの存在感が面白いし、チョコ生地も風味が良く頷かずにいられない美味しさ。
アーモンド生地はしっとりとしていて、キルシュが気持ち良く薫っています。強く、馥郁と。

そして、白い2本の斜線はバタークリーム。
これがわずかな量なのに、華のあるお菓子に変身させるだけの力を発揮しているのです。わぉ、ちょっとびっくり! 

小さな身体の中に、贅沢な美味しさが詰め込まれているお菓子。ふうぅお見事です。




●『フロランタン』  10×2.1cm 厚み1.2cm 20gほど。
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ひゃあ! アーモンドヌガーの薄さといったら、極薄です。0.2cmほど。繊細の極み。

生地の厚みとアーモンドヌガーの厚みの差をよーく見てください。
10対1で生地が圧倒しています。こんな薄いの見たことない。

それでも、なのです。
アーモンドヌガーの存在感は希薄ではないのです。最近のものではヌガーが半分を超えるものも少なくありません(それはそれで大好きなのですが)。
こうして、ヌガーの少ないものを食べてみると、その品の良さ、クッキー自体の味わい深さに改めて感心。
ヌガーに生クリームではなくサワークリームを使ってコクとキレを出すことで少ない量でも足りるような細かな工夫もしているようです。

形も、縦長でスマート。手に持って、おちょぼ口できれいに食べ進められます。味と姿が品良くぴったりとあっていますね。ふーむ、いいなぁ。美味しいなぁ、これ。




●『ギャレット マスコバド』  径7.8cm 厚み0.5cm 30gほど。
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黒糖のビスケット。

聞き慣れない商品名・マスコバドとは、フィリピンのネグロス島で取れるサトウキビ糖のこと。

貧農救済の組合主導の農業運動でサトウキビやコメ、野菜などをなるべく有機栽培しようというもの。
収穫して短時間のうちにジュースを絞り、なにも加えず精製せず、そのまま粉末乾燥させたものがマスコバド糖と呼ばれるものだそうです。

この黒糖、じつに風味がいいですねぇ。日本の黒糖にはないフレーバー。どこかフローラル? 

独特の香りに包まれ、生地がサラサラーと解けて行く食感も独特。素晴らしいサラサラー感。芳醇なバターの甘さと香りも味わいをより一層豊かにしています。
うんうん、これはいいですね。お見事。



●『ギャレットブルトンヌ』  径5.6cm 厚み1.2cm 30gほど。
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おっ、茶色! 
ドリュールにトラブリが入っているのでしょうか、色黒の見掛けですが、驚いたことに中まで茶色いのです。

味わいも濃厚。
ハハーン、カラメルを煉り込んでいる? 
まさかね。でもカラメルの味と香りがするのです。

ザクッほろ〜という強くて同時にたおやかな食感も面白い。塩もやさしい方だけど、しっかり効いています。
強い味わい、美味しいな。

これまた個性があっていいですねぇ。




●『アンガディンヌ』  径5.5cm 厚み1.8cm 40gほど。
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エンガディナー。生地もヌガーも色黒です。

生地はよく焼き込んだ色。ザクッホロッと脆い食感。
ヌガーはカラメルをよく焦がしていてホロ苦。

苦みばしった大人味というだけではとどまりません。レモンが入っているせいでしょうか、どこか爽やかなのです。
じつは、エンガディナーを食べて“爽やか”という言葉を使うのは初めて。
気品があって、狙った感じの嫌らしさを打ち消してくれています。

ウーム、不思議、雑味だらけのようでいて澄んだ味わい。お見事です。




焼菓子、何種類並んでいたでしょうか。味わい深そうないい表情をしていました。いずれも個性が明確で興味を惹かれます。ひとつひとつゆっくりと制覇していきたいですね。



●『マドレーヌ』200円  『エコセ』270円  『フロランタン(2本入り)』320円  『ギャレットマスコバド』170円  『ギャレットブルトンヌ』260円  『アンガディンヌ』280円  (※内税)

●「パティスリー ラ ヴィエイユ フランス」(本店)
  東京都世田谷区粕谷4-15-6  TEL03-5314-3530  定休日/月曜  営業時間/10:00〜19:30

  ※ブログ「パイ日和」では、こちらのパイをご紹介しています。

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