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zoom RSS 村上開新堂(1)『ロシアケーキ5種』『焼菓子/マドレーヌ、ダックワーズ、ガレットブルトンヌ、フロラン

<<   作成日時 : 2017/05/11 18:45   >>

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京都市中京区、街の中心地帯で当然といえば当然、面白いお店が集中しています。中でも、寺町界隈は新旧の名店が混在し何度訪ねても興味が尽きません。
二条との交差点から少し上がったところにあるのが、明治時代から洋菓子を作りつづけている、今年創業110年になる「村上開新堂」さんです。
人気のクッキー詰め合わせは3ヶ月待ちとのこと。店でのバラ売りはされていませんでした。
そこで由緒を示すお菓子でもある『ロシアケーキ』とフランス風の焼菓子を購入しました。ずっと以前にもらったきりで、久方ぶりです。


●『ロシアケーキ5種』
『アプリコット』      4.7×7.5cm 厚み1.1cm 20gほど。
『レーズン』        8.5×6.5cm 厚み1cm 25gほど。
『チョコレート』      径6.5cm 厚み1.3cm 20gほど。
『ゆずジャムサンド』  径5.7cm 厚み1.3cm 25gほど。
『ぶどうジャムサンド』  4.8×7.5cm 厚み1.1cm 25gほど。
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いずれもソフトクッキー。堅さは、ほぼ3つに分かれます。
アプリコット、レーズン、チョコがサクサクとしたノーマルなイメージ。
柚子はふんわりと格段にソフトな食感。
葡萄はよく焼き込まれていてサラサラときめ細かな解け方。

ジャム類は比較的大人しい味わいで、優しい甘さとほんのりとした香りをプラスしています。
レーズンはほどよく戻っているし、ドレンチェリーが懐かしく嬉しくなってしまいます。
チョコが思いのほかビターで風味もいいですねぇ。

お店の方に聞くと、ロシア人の職人から習ったから『ロシアケーキ』ということのようですが、まあ、ヨーロッパであればどこの国にでもあるお菓子といえそうですね。
ただ、100年以上、伝統が守りつづけられているというところに価値がありますね。



最近になってフランス風の焼菓子を始められたのでしょうか、『マドレーヌ』『ダックワーズ』までの2種はカタログに載っていますが、あと2種は未掲載。そうそう、購入しませんでしたが、『プリン』もありましたよ。

●『マドレーヌ』  幅4.7cm×7.5cm 厚み2.8cm 25gほど。
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一般的イメージで云えば、パサパサとした食感でレモン風味、紅茶に浸して食べてこそ、といったところ。

が、こちらのものは蜂蜜がたっぷり入っているのでしょう。
おかげでしっとりと濡れた感触で、生地は詰まってややモコモコと感じられます。
香りもヴァニラがメイン。書かれていたラム酒は分かりませんでした。

マドレーヌの配合で作られているのでしょうが、正直にいうと、ちょっと違うと思ってしまいますね。
美味しくないというのではないのですが、イメージギャップが大きいのかもしれません。






●『ダックワーズ』  7.2×4.5cm 厚み2.7cm 25gほど。
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これはいいですね。

ダックワーズ生地は模範的に表面サックリ、なかはふんわりモッチリ。
挟んでいる塩味(ゲランドの塩)のプラリネクリームが、よく焦がしてあってほろ苦く芳ばしく、惹かれます。

キレのある味わいです。







●『ガレットブルトンヌ』  径6.3cm 35gほど。
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さらに素晴らしいのが、これです。ちょっとびっくり。
歴史を売っているお店かと思いきや、これほど斬新な味わいで勝負するとは。

ガレットの焼き加減がパーフェクト。ザックリ、ほろほろ〜と崩れる食感の良さ。バターと卵黄のコク、塩味の深み。

これらの長所に輪を掛けるのがトップに振られた、黒胡椒。
香りといい刺激といい、驚くほどガレットに合っているのです。抜群ですな。

ぱらりっと振っただけなのに……、塩味のお菓子を活かす飛び抜けたアイデアです。お見事!




●『フロランタン』  上辺3.5cm 下辺5cm 高さ7.3cm 厚み1.3cm 30gほど。
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少し分厚めの生地もトップのアーモンドのカラメル和えもよく焼き込んで、深く重厚な味わい。

といっても苦みがあるほどではなく、ギリギリのポイントをよく見極めています。
カリッザクッとした食感とともに芳ばしさが弾けるのがいいですね。







画像どこかで「100年を超えたらアンティーク、それまではただの中古」と聞いたことがあります。
こちらの建物は昭和に入ってからの建築ということで、年数は足りないのですが懐かしいアンティークの味が出ています。
右から“村上開新堂菓舗”の店名が床しい上に、110周年のお祝いでしょうか、純白の胡蝶蘭の大きな鉢植えが5鉢並んでいるのが華やかでした。

お店に入ると、あらん、いい香り。販売のスタッフの方に「いい匂いですね」と伝えると、にっこり笑って「ここで焼いていますから」と奥のキッチンを指差すのでした。
新しいお菓子も作りはじめ、店内には新しい空気が流れはじめているようでした。

それと、周囲のお菓子の値段が異常に高騰(主な原因は材料高)したこともあって、ほぼ据え置きのようなこちらはむしろ安く感じられるようになったことも嬉しいですね。
私たちの記録では、ほぼ25年前の頃、『ロシアケーキ』はたしか165円だったのです。うーむ、さすがは老舗です。



●『ロシアケーキ』各180円  『マドレーヌ』170円  『ダックワーズ』210円  『ガレットブルトンヌ』210円  『フロランタン』230円 (※外税)
  ※なぜかレシートもらい忘れたので、『ガレットブルトンヌ』『フロランタン』の値段は不確かです。

●「村上開新堂」
  京都市中京区寺町通二条上ル東側  TEL075-231-1058  定休日/日曜・祭日・第3月曜  営業時間/10:00〜18:00

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