紫野源水 (1) 『涼一滴(水ようかん / 小豆風味&ごま風味』

京都・北区北大路新町下ルにある、京菓子司「紫野源水」さん。
ショーケースや商品の栞を見てみると、和菓子の定番的商品の他に、ユニークな創作和菓子がお得意のようです。
そんななかから、夏ならではの期間限定の人気商品を。和菓子屋さんはこれまでブログには書いていませんでしたが、あまりにも暑いので、ときには涼し気なお菓子を取り上げるのもいいでしょう。近畿地方は梅雨も明けたところですし、蝉は鳴いているし…。
では、暑中お見舞い申し上げまーす。


●『涼一滴(水ようかん)』(写真奥)  器の径7cmほど。
画像

まず気に入ったのが、この菓名。『涼一滴』。
賀茂川の源泉、深山幽谷の小暗き森のなかの静かな世界。ぽたり、一滴のしずくの音が心に沁みわたるようです。


冷たい器に手を添えて、スプーンで掬って、そっと口へ。
さらさら~、のどごし清らか。ふーっう…。
涼し気な口当たり、もう申し分なし。といったところです。
甘さ控え目ですが、この品のよさは、和三盆も使っておられるからかもしれませんね。くどくならず、さらっとしています。そして、やっと形を保つぐらいの柔らかさ。
汗でぐったりした身体が喜んでいるのが分かります。いいですねぇ。


●『涼一滴(ごま風味)』(写真手前) 
表面に白胡麻が4粒。炒った白胡麻の風味が生きた、白小豆餡の水ようかんです。
胡麻と聞くと、つい胡麻豆腐を連想してしまいますが、これはまったく違うものに仕上がっています。
あくまで水ようかん、葛ではなく寒天の口当たり。胡麻豆腐よりも、ゆるやかでする~っとしています。


画像
どちらも、白い煎茶茶碗入り(食器棚に貯まりそうで、ちと恐い気もしますが…。いまは毎朝、煮梅を1個入れる器として活躍中)。
真夏の贈り物や手土産に喜ばれそうですね。あの子とあの子はきっと喜んでくれるだろうなぁと想像していると、心はどこともなく遊び歩きはじめます。
贈りたい人がいて、贈りたいものが浮かぶのは幸せなことなのでしょうね。



●『涼一滴(水ようかん/小豆風味&ごま風味)』 各399円 
    
●京菓子司「紫野源水」 
 京都市北区北大路新町下ル  TEL075-451-8857  定休日/日・祝