ドゥブルベ・ボレロ(W.ボレロ) (6) 『ボンボンショコラ6個セット(簡易包装)』

滋賀県守山市の「パティスリー ドゥブルベ・ボレロ」さん。地方都市にありながら、関西でもトップクラスの鮮鋭な味わいのお菓子を作りつづけている頼もしい存在。
チョコレートも伊勢丹の“サロン・デュ・ショコラ”に関西から選ばれている、数少ないお店の一つ。
しかも高ぶることなく、1個200円程度になる簡易包装のセットも用意してくれています。わっ嬉しい! 
ということで、本日は、簡易包装のボンボンショコラのご紹介です。


●『ボンボンショコラ6種セット』 各2.6×2.6cm 厚み0.8cmほど。
【ジャンル】 【商品名】  【内容】
・ナチュール ペルー    ペルー産カカオ。柑橘系の風味のショコラノワール
・テ     テ・アッサム アッサムティーとショコラオレ
・エルブ   カモミール  ジャーマンカモミールとショコラオレ
・フリュイ  シトロニエ  シトロンとアッサムティー・ショコラオレ
・エピス   エピス    ミックススパイスとショコラオレ
・ジャポン  ショウユ   伊勢醤油とショコラオレ

画像
セットの組み方が面白く、ちょっとマニアック。
【ジャンル】ごとに3種類ずつ商品が用意されていて、6個セットは全6種が味わえるセットが3種。
各ジャンルの3つの味わいを比較できる3個セットが6種類。
興味の赴くままに選べるようになっています。
他にも新商品として、『ハチミツシリーズ』、『スピリッツシリーズ』、お店の定番プチガトーの味わいをボンボンに持ち込んだ『プチガトーシリーズ』の各5個セットも用意されています。

簡単なプラスチックの透明な箱に入れただけの、正味の値段での提供。もちろん豪華なギフトボックスもあります。
今回は、自分用にこの簡易包装を購入しました。

フランスやベルギーのチョコは何ヵ月も前から冷凍保存され空輸されてくるか、日本の契約工場で作られたもの。値段の実体は大半が間に入っている商社の利鞘と豪華なギフトボックス、あるいは宣伝広告費に費やされているのです。彼らも日本の優秀なショコラティエも、使っているクーベルチュールのレベルに大きな差はありません。テンパリングの技術も差はないのではないでしょうか。
日本の安く提供してくれているショコラトリーから、好みのものを探すのが賢い消費者というもの。そうすれば、倍近い数を食べられるようになるのですからね。
一粒のチョコがより身近な親しみのあるものになってくれるでしょう。
画像
さて、渡邊シェフのボンボンの味わいのほどは……。
パンフレットによるとクーベルチュールは、プラリュー社、ヴァローナ社、ヴェイス社、ドモーリ社を使っておられるようです。
私たちはシェフのご実家がある、“伊勢”の醤油を使ったものの入っているシリーズを選びました。この醤油、お店にも置いていましたよね。

★『ナチュール/ペルー』は、柑橘の風味は比較的大人しく、軽やかでスムースな口溶けが印象に残ります。
★『テ/アッサムティー』というごくごくノーマルな紅茶なので、ミルクチョコとの相性はピッタリ。
★『エルブ/カモミール』の香りが全開。ミルクチョコと合わさると不思議と濃厚なハチミツを舐めているような錯覚に陥りました。
★『フリュイ/シトロニエ』、レモンがしっかり利いて、とても爽やか。スッキリとした味わいですが、ミルクチョコがレモンの酸味の角をうまく丸めてくれています。
★『エピス/エピス』は、パンデピスのような香りの組合わせ。おそらくシナモン、アニス、クローヴあたりが入っているのでしょう。
★『ジャポン/伊勢醤油』は白眉といってもいいかもしれません。醤油の香気が強く漂い、塩気があるので強い味わい。とても個性的。味の強さは塩だけでなく当然旨味も隠されているのでしょう。説得力のある味わいです。

一粒のショコラ。それがもたらす口福感はなにものにも替えがたいもの。こころが蕩けていきますね。お見事。



渡邊シェフ、味の追究もさることながら、価格の追究も眼を見張るものがあります。一度、最安値のお店と比較をしてみて驚きました。ほとんど差がなかったのです。まして、最高級の素材を使っているのに。頭が下がるくらい安い設定なのもフランス菓子の浸透を願ってのこと。
こちらのお菓子を食べるごとに、味の美味しさとコストパフォーマンスの高さで、手放しで幸せに浸ってしまいます。あぁ、出会えてよかったと心底思えるパティスリーです!



●『ボンボンショコラ6個セット・簡易包装』1218円

●「パティスリー ドゥブルベ ボレロ」
 滋賀県守山市播磨田町48-4  TEL077-581-3966  定休日/火曜