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zoom RSS キュイ・ドール (5) 『いちごのロールケーキ』『さくらのロールケーキ』

<<   作成日時 : 2012/03/28 22:44   >>

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京都・北白川の「パティスリー キュイ・ドール」さん。奥さんの千鶴さんのケーキ店とだんなさんの和食のお店「旬菜和食Miwa」が合体した、ユニークなお店。
前回も書きましたが、いま千鶴さんは子育て中。お菓子の品揃えが少なくなっていますが、心をこめた優しい味の水準は高いレベルを維持してくれています。
今回は、普段あまり口にすることのないロールケーキを食べてみました。


●『いちごのロールケーキ』 幅10.5cm 高さ5.8cm 厚み3.5cmほど。
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うぅ〜ん、生地がいいですねぇ。黄色です。

しっかり泡を含んでいますが、この真綿に包まれるような柔らかさ、マイルドな肌理。
といってもやわやわなへなちょこ生地とは違います。存在感ありますね。

カスタードもわりと軽い味わいです。
そこへ、やや酸味のある苺をあわせたところがいいですね。キュンと引き締って、千鶴さんのイメージさながら、清楚なイメージが生まれています。

11/4周ほどの回転ですが、そのことで生地を厚くすることができ、生地のふかふか感をたっぷり楽しめるようになっているのです。

そんじょそこらのロールケーキとは訳が違う。たまたまロールの形ではありますが、よく考えられたケーキです。




●『さくらのロールケーキ』 幅10.5cm 高さ5.8cm 厚み3.5cmほど。
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こちらもスポンジは同じ。
なかは、ホワイトチョコのクリーム。

ホワイトチョコというと、かの『フロール』を思い出しますが、あちらが引き締まった強い生地にやや強めのクリームを合わせるものだったのに対し、淡さを強調しているようです。

口に運ぶ時から、ふわっと桜のいい香り。
チラチラ見えるのが桜の葉。クリームに練り込まれていて、鮮やかな風味を放っています。

ホワイトチョコにマスキングされることなく、春らしい清々しさを満喫。
桜の葉は塩漬だけど緑のもので、塩抜きをしているのでしょう。フレッシュでくどさがなく、清らかさが身上です。

ふうぅ。やさしい生地に、春風を思わせる香りの印象。
美味しいのですが、美味しいという言葉より“美しい”という言葉のほうが似つかわしいようなそんな気がしました。

ホワイトチョコの優しい満足感と少しだけ入っている苺の酸味の点描も気が利いています。
本来チェリーが入るはずだったのが、この日は臨時に苺に置き換えられていたのが少し残念。チェリーのほうが桜づくしということで、コンセプトに1本筋が通っていますからね。

でも、それにこだわらなくても、この桜のロール、気に入りました。春の訪れとともに食べたくなるのだろうなぁ。





千鶴さん、ご主人のお話では、タルトなども作りたいと意欲を燃やしている様子。もう少し時間はかかるけれど、とのこと。こちらのタルト、大好きなのです。
繊細で清らか、どこか温かい満足感を覚える独得のお菓子の世界。特別の存在の復帰を気長に待ちましょう。



●『いちごのロールケーキ』350円  『さくらのロールケーキ』350円

●「パティスリー キュイドール」
 京都市左京区北白川上終町11-2イーグルコート北白川101 TEL075-711-2322 定休日/月曜

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