ア・ビアント (2) 『バゲットカンパーニュ』『ごろごろお肉のシチュー風』『本日のタルティーヌ』

北摂で長らく人気を誇るブランジュリー「ア・ビアント」(a bientot)。
“またね”の店名通り、常連客が詰めかける。本格的な品揃えであると同時に、食欲を刺激するメニューが並んでいて、つい、もう一つと手が伸びる。ストレートな分かりやすい美味しさなので、常連客が増えるのも当然だ。
本日選んだものも、期待に違わぬ満足度だった。


●『バゲットカンパーニュ』 42×7.2cm 高さ4cm 240gほど。
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42cm、長いね。

ライ麦が20~30%ほど入ったカンパーニュ生地のバゲット。
種も凝っていて、カンパーニュ用のセーグル種、液種、天然酵母を混合して使い、じっくり醗酵させている。

ライ麦特有の芳ばしさ、コクの強い旨味が際立っている。酸味もほんのりとあり、味わいが一段と濃厚に感じられる。

クラストはやや薄めで、サックリと歯切れのいい食感。
内相を見ると気泡の大きさが見事なまでにアットランダム。醗酵が理想的に進んでいることが分かる。
酵母がたっぷり旨味を作ってくれているおかげで、クラムの味わいも濃厚で、引きも強く、食べでがある。

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焼き戻して食べたが、サックリ感、芳ばしい香りがさらに強まり、しばらく無言で食べてしまう。
チーズやバターでさらに美味しくなるが、なにも無くて十分に美味しい。






●『ごろごろお肉のシチュー風』 大きさ測定忘れ 120gほど。
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食パン生地に、トロトロに煮込んだ牛肉がごろごろ入ったドミグラスソースを詰めて焼いている。
トッピングにチーズ。

濃厚なドミグラでガツガツと食べさせる味。

驚くことに本当に肉がごろごろ。さいころステーキのサイズで4、5切れは入っている。
煮込んだ末の大きさでこれだから、生の時のサイズはかなりの大きさだったはず。
豪気だね。人気なのも分かる。

冬限定商品らしく、購入日が販売最終日だった。




●『本日のタルティーヌ』 大きさ測定忘れ 100gほど。
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タルティネ( tartiner 塗る)という言葉から出来た“タルティーヌ”。

本日のものも、ジャガイモとナス、ベーコン、オリーブを載せているだけのようだが、じつは台となっているバゲットに、トマトソースをちゃんとタルティネしている。

トマトソースがすっきりとした味で、具材を二回りくらい美味しく感じさせてくれる。
オリーブが時折、塩気を強調し、気の利いたアクセントとなるところなど、計算がピタリと合っている。




目移りするくらい商品が多く、1点1点が充実している。商品を見て歩く楽しさも、「ア・ビアント」の人気の一つだろう。生地の種類も多いし、具材のダブリも少ない。キッチンはかなりしんどい思いをしているだろう。
そんなことをおくびにも出さず、つねににこやかな店でありつづけるところに、松尾シェフの心意気を見た気がする。



●『バゲットカンパーニュ』263円  『ごろごろお肉のシチュー風』231円  『本日のタルティーヌ』210円

●「ブーランジュリー ア・ビアント箕面店」
 大阪府箕面市牧落3-11-2  TEL072-725-8060  定休日/月曜

※ブログ「パイ日和」では、このお店のパイを紹介しています。