パティスリー ドゥ シェフ フジウ(2)『シュトーレン』

今年もあと1か月。12月の声を聞くと、シュトーレン(特集8/シュトーレン20撰)が恋しくなりますね。毎日、少しずつスライスして食べるゆかしさ。ほんの小さな一切れでワクワクと弾んだ気持ちになるのが不思議です。クリスマスの力なのかな。
今年はすでに「オンコーアンマタン」さんで『シュトーレン』を購入。2011年2012年2013年と3年連続、素晴らしかったなぁ。
さて。今回は思いきって、東京から取り寄せました。今春にご紹介した時に絶賛した「パティスリー ドゥ シェフ フジウ」さんです。


●『シュトーレン』   16.5×6.1cm 高さ3.9cm 300gほど。
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藤生さんは、お菓子のあまりの美味しさ素晴らしさに、厳しい職人さんではないだろうかというイメージを抱いてしまいそうになりますが、包装紙がメルヘンチックで和みます。

この『シュトーレン』の箱も、オリジナルのとても可愛いシールが張られています。
思わず目が惹き付けられ、微笑んでしまいました。

子供時代の無垢な幸せな、時間と空間。

寄せられたフランス語のメッセージは、「私たちのお菓子で幸せで優雅なひとときを」といったありがちな文言ですが、優しいイラストとともに語られると、藤生シェフの人柄の暖かみが感じられます。


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では、『シュトーレン』。

おや、粉糖だけでなくグラニュー糖を細かく碾いたものを最後にまぶしているようです。隅々まで行き届いたこだわりを感じさせますね。

切り分けてみると、小振りな体の中に、びっしりと大粒のままのドライフルーツがゴロゴロと詰め込まれています。
そして、真ん中に太くマジパンペーストがどーんと貫通。
生地はほとんどつなぎのような存在。

ふぅ……、香りがいいですねぇ。シナモン、カルダモン、ラム酒、イーストやバターの香りも、そしてフルーツの香りも。

皮付きのアーモンド、イチジク、プルーン、どれも特上の美味しさ。
マジパンは杏仁香が鼻にスッと抜けるし、しっとりとした餡のような舌触り。
生地も堅く押し固められた強さを感じさせつつ、しっとりと口溶け良く、味わいが軽やかに広がります。
生地にはさらに、レモンペーストが練り込まれていて、時折感じる爽やかな酸味が独特。

この辺りの手際はさすが百戦錬磨の手練職人といったところ。
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聖夜を祝うお菓子としては、もう少し質素にしみじみとした美味しさが本道のような気がしますが、これはもう極上の美味しさ。

おぉ贅沢! フランス菓子の人はやはりリッチですね。








11月中に申し込んだ時には“クール便”指定だったのが、いざ発送する段階になったら、クール便の必要がないから送料が安くなる、とわざわざ電話を掛けてきてくれました。
律儀な優しさ。「フジウ」さんならではですね。



●『シュトーレン』1800円(6円/g)+送料700円

●「パティスリー ドゥ シェフ フジウ」本店
 東京都日野市高幡17-8  TEL042-591-0121 定休日/無休 営業時間/8:00~20:00