カッサレード(3) 『ミルキーブラン』(チーズケーキ)

神戸市東灘区、JR神戸線住吉駅から南西に5分ほどのところにある「カッサレード」さん。
シェフの大西秀輝さんは幼少時にアメリカ生活の経験もあり、チーズケーキをはじめとするアメリカンタイプのホームメイドケーキを得意としています。
最近ではチーズケーキに特化し、10数種類のチーズケーキが並ぶチーズケーキ専門店となった感があります。濃厚なものから淡いものまで。チーズケーキファンには願ってもないラインナップが並んでいます。


●『ミルキーブラン』   辺6.5cm 高さ6cmほど。
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今回ご紹介するものは、淡い味わいの筆頭。

スフレタイプのチーズケーキです。底生地はシェノワーズ。

冷やしてかなり絞まっているはずなのですが、それでもシュルッと消えてしまうような軽さ。
淡々としたほのかな味わい、優しい甘さ。

チーズっぽさはほんのわずかで、ミルクっぽさの方が前面に出ています。ミルクの味わいは、チーズのアパレイユに加えられているスキムミルクの力のようです。
クリームチーズが持っているはずの塩気はほとんど感じられず、品がいいですね。かそけき食感にほのぼのとした味わい。

ミルク味を引き立てるように、チーズはほんの少しコクを与える程度の使い方に押しとどめた、引き技がうまく決まっています。いいですねぇ。



「アッサムティーが合うんですよ」と出してくれたのが、アッサム地方西部のナルバリ茶処、ドゥームニ茶園のもの。これまた繊細ないい紅茶ですねぇ。ふむ、なるほど戻り香にほのかに蜂蜜を思わせる香りがあります。
『ミルキーブラン』の味を壊すことなく、淡いとはいってもチーズケーキですから濃厚さはどこかにある訳で、その濃厚さをきれいに洗い流してくれるのです。よく考えられたマリアージュでした。
シェフは他にも珈琲やワインなど、深く追求してマリアージュを薦めてくれます。自身のチーズケーキをより価値あるものにするために、総合的な食べ方をプロデュースするような方向に発展しそうですね。

チーズケーキは探し求めている人が多いようで、この日は神奈川から訪ねて来たお客さんもいました。
それに他店に比べて、男性客の比率が高いですね。男性客はおおむね、全品制覇を目指しているような様子。それだけチーズの魅力を知り尽くした商品構成だと云うことですね。



●『ミルキーブラン』350円   (※外税)

●「カッサレード」
  神戸市東灘区住吉宮町7-2-10  TEL078-821-3553  定休日/木曜  営業時間/10:30~20:00