ジヴェルニー(5) 『ももジャスマン』『マントショコラ』

兵庫県西宮市、阪急甲陽線・苦楽園口駅から北東に3分の「パティスリー オ ジャポン ジヴェルニー」さん。若手の有望株。
私たちの地元で、しかも家から一番近いパティスリーということもあって、季節の新商品が気になります。


●『ももジャスマン』   内径5.3cm 高さ7.5cm(グラスの底の厚み含まず)ほど。
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夏らしく、ヴェリーヌの新商品、登場です。

へぇ、桃とジャスミン、めずらしい組み合わせですね。
しかも、ほんとうに、可憐な桃色!

下から順に、ジャスミン風味の牛乳ゼリー(パンナコッタ風)、オレンジのゼストもほんの少し入っています。
その上が、白桃をフランボワーズのピュレでマリネしてピンクに色付けした果肉、桃のジュレ。
そして、桃とイタリアンメレンゲを合わせたムース。
桃のジュレをつや出しに使い、トップにはホワイトチョコの花びら。

ずいぶんさっぱりしたデザートです。
会席の後の水菓子として出されてもなんの不思議もないでしょう。

フランボワーズの酸味をかすかに帯びた桃が甘い雫をこぼすのではなく、清々しい瑞々しさで魅了してくれます。
牛乳ゼリーもほのかなジャスミン香とオレンジの香りで爽やかな印象。
ムースが唯一甘みを主張して、お菓子っぽい世界に引き戻してくれるのです。

はっきりメリハリを付ける方法もあるでしょうが、この品良く繊細な味わいがジヴェルニーらしさだと云えるでしょう。




●『マントショコラ』   径6cm 高さ6.3cmほど。
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新作です。

ミントとチョコレート。
メジャーとは言いませんが、一定のファンを獲得している定番の一角を占める組み合わせ。
かくいう私たちも一時期、冷蔵庫に常備していた時期がありました。

チョコレート生地の底生地、スウィートチョコを使ったムース、フィヤンティーヌ(クレープ生地)のチョコ掛けを挟んで、フレッシュミントのムース、その真ん中にもチョコ生地。
全体をグラッサージュしてチョコ生地のクラムをまぶしています。

ほぅ、ミントが優しいですねぇ。ひんやり感はほぼないといえるでしょう。牛乳で煮出したミントの香りが淡く、ほのかな輪郭を与えています。

チョコムースはだれもがうなずくような親しみのある甘いチョコレート。口溶けが良く、一気に旨味が広がります。それも子供時代を懐かしむような優しい甘さ。

そこにミントのムースが加わって、優しさに包んだまま、大人の世界へと誘ってくれる。この仕掛けには感心させられますね。

フィヤンティーヌがもう少し目立ってもいいように思いますが、このあるかないかのレベルの刺激だからこそ、品の良さを作り出しているのでしょう。




●『ももジャスマン』520円  『マントショコラ』500円  (※内税)

●「パティスリー オ ジャポン ジヴェルニー」
  兵庫県西宮市北名次町10-12夙川サニーガーデン  TEL0798-74-5007  定休日/水曜  営業時間/10:00~19:00

  ※ブログ「パイ日和」では、こちらの焼きっぱなしのタルト2種をご紹介しています。