とらや(虎屋菓寮 京都一条店)(2) 『お汁粉』『生菓子/手折桜』
京都御所、紫宸殿の西、烏丸通を隔てたところにあるのが「やらと 京都一条店(販売)」。
そこから少し中へ入ると「虎屋菓寮 京都一条店」があります。元々、京都の老舗(室町時代後期に創業)だったものが、宮中が東京に移ったのに随伴する形で東遷した経緯があるので、御所の間近にお店を持つことは念願だったのでしょうね。
菓寮はゆったりとしたスペースで庭もあり、腰を落ち着けて寛ぐのにふさわしいお店です。
●『お汁粉』

鶯の初音もとっくに聴いたというのに、この日は防寒具がないと歩けないような寒さ。身体の中からじんわり温めてくれるおやつが欲しくなりました。
そこで、『お汁粉』。
『さらし』『粒』『白』とありましたが、オーソドックスに『さらし』。
焼き餅が入り、塩昆布が付いてきます。
木のスプーンで口へ運べば、さらさら~。あくまで滑らか。
重くない程度にとろみが付いていて、少しもザラつきを感じさせません。焼き餅の香りが食欲をそそるし、特別に好物でもないはずなのに、スプーンが止まりません。
ふむ、品がいいですね。よく晒したアクの薄い味わいなのに小豆の風味も十分に感じられるのです。これぞ、洗練。
塩昆布もいずれ名店の手になるものでしょう。細く切りそろえられた姿も美しいし、味わいも強靭。
でも、この塩気がないほうが好みでした。お汁粉のやさしさに、ただただ浸っていたかったのです。
●『手折桜』

羊羹製、と書いてありました。
ですから、羊羹が入っているのかと思ったら違うのですね。ふむ。
「こなし製」のことを、とらやさんでは「羊羹製」と言い習わしているそうです。
というのは、こなしは、漉し餡に小麦粉などを混ぜて蒸し、よく練ったもの。これって、蒸し羊羹に似ていますね。
そのため、こなし製の生菓子のことを羊羹製、と言うらしいのです。
ちなみに、こちらの羊羹は一般の感覚からすると、少し堅い。モゴッと抵抗があるのです。
豆の水分をよく切って、というか、気長に練り上げているのかもしれないですね。
ともあれ。このかための食感はやや苦手なのですが、こちらの伝統であり、譲れない手法なのでしょう。
他店のものと直接比較していないので不確かですが、おかげで、豆の風味が強いような。
食べ終わって、意外と満足している自分を発見したのでした。
煎茶とのセットで頼みましたが、一服目の味の良さもさることながら、3服目でもまだ粗い味にならず、いいお茶として楽しめたのはさすがですね。
のんびりと寛げるし、味は品がいいし、思っていた以上にいいお店でした。ただ、少しお高いかなと思ったのですが、後で近頃の和カフェなどを調べてみると、相場なのですね。
としてみると、施設の良さ、サービスの良さ、ブランド力からすれば、とてもリーズナブル。また立ち寄りたくなったのでした。
●『お汁粉』1200円 『手折り桜(煎茶セット)』1050円 (※外税)
●「虎屋菓寮京都一条店(喫茶)」
京都市上京区一条通烏丸西入ル広橋殿町400 TEL075-441-3113 定休日/12月29日~1月1日 営業時間/10:00~18:00(オーダーストップ17:30)
そこから少し中へ入ると「虎屋菓寮 京都一条店」があります。元々、京都の老舗(室町時代後期に創業)だったものが、宮中が東京に移ったのに随伴する形で東遷した経緯があるので、御所の間近にお店を持つことは念願だったのでしょうね。
菓寮はゆったりとしたスペースで庭もあり、腰を落ち着けて寛ぐのにふさわしいお店です。
●『お汁粉』

鶯の初音もとっくに聴いたというのに、この日は防寒具がないと歩けないような寒さ。身体の中からじんわり温めてくれるおやつが欲しくなりました。
そこで、『お汁粉』。
『さらし』『粒』『白』とありましたが、オーソドックスに『さらし』。
焼き餅が入り、塩昆布が付いてきます。
木のスプーンで口へ運べば、さらさら~。あくまで滑らか。
重くない程度にとろみが付いていて、少しもザラつきを感じさせません。焼き餅の香りが食欲をそそるし、特別に好物でもないはずなのに、スプーンが止まりません。
ふむ、品がいいですね。よく晒したアクの薄い味わいなのに小豆の風味も十分に感じられるのです。これぞ、洗練。
塩昆布もいずれ名店の手になるものでしょう。細く切りそろえられた姿も美しいし、味わいも強靭。
でも、この塩気がないほうが好みでした。お汁粉のやさしさに、ただただ浸っていたかったのです。
●『手折桜』

羊羹製、と書いてありました。
ですから、羊羹が入っているのかと思ったら違うのですね。ふむ。
「こなし製」のことを、とらやさんでは「羊羹製」と言い習わしているそうです。
というのは、こなしは、漉し餡に小麦粉などを混ぜて蒸し、よく練ったもの。これって、蒸し羊羹に似ていますね。
そのため、こなし製の生菓子のことを羊羹製、と言うらしいのです。
ちなみに、こちらの羊羹は一般の感覚からすると、少し堅い。モゴッと抵抗があるのです。
豆の水分をよく切って、というか、気長に練り上げているのかもしれないですね。
ともあれ。このかための食感はやや苦手なのですが、こちらの伝統であり、譲れない手法なのでしょう。
他店のものと直接比較していないので不確かですが、おかげで、豆の風味が強いような。
食べ終わって、意外と満足している自分を発見したのでした。
煎茶とのセットで頼みましたが、一服目の味の良さもさることながら、3服目でもまだ粗い味にならず、いいお茶として楽しめたのはさすがですね。
のんびりと寛げるし、味は品がいいし、思っていた以上にいいお店でした。ただ、少しお高いかなと思ったのですが、後で近頃の和カフェなどを調べてみると、相場なのですね。
としてみると、施設の良さ、サービスの良さ、ブランド力からすれば、とてもリーズナブル。また立ち寄りたくなったのでした。
●『お汁粉』1200円 『手折り桜(煎茶セット)』1050円 (※外税)
●「虎屋菓寮京都一条店(喫茶)」
京都市上京区一条通烏丸西入ル広橋殿町400 TEL075-441-3113 定休日/12月29日~1月1日 営業時間/10:00~18:00(オーダーストップ17:30)