ラ・メゾン・デュ・ショコラ(1) 『プラリネ4種』

東京の知人から嬉しいプレゼントをいただきました。「ラメゾンデュショコラ」。垂涎の的、ずっと憧れて来たけれど、いつも価格におののいて二の足を踏んでいました。画像

1977年、ロベール・ランクスさんがパリにお店を開いて以来、そのアート性の高いプラリネやボンボンのあまりの美味しさにまたたく間にチョコレート業界を席巻するとともに、国際企業にのし上がったのでした。
ランクスさんは惜しまれつつ、2014年に亡くなりましたが、2代目シェフ M.O.F.保持者のニコラ・クロワゾー氏がその衣鉢を継ぎ、多店舗展開しつつも品位を落とさず、つねに定番商品のブラッシュアップとそれに負けない新作の開発に取り組んでいるとのこと。
味だけでなく人間性を慕われていた初代の名を汚すことのない努力を積み重ねているようです。

一粒一粒の精度の高さ(精密機械に使う形容詞プレシジョン precision を使いたいほどの繊細さ)から、張りつめた神経を伺い知ることが出来たのでした。
嗚呼、身分不相応な上等なもの貰っちゃったなぁ。ありがたき幸せ!


●『プラリネ4種』  各2.2×2.2cm 厚み1.3cmほど。
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『トラビアータ』『カリア』『パルミラ』『アナスタシア』という名が付いているようです。
栞が入っていないので、どれがどれだかよく分かりません。『トラビアータ』だけが定番で作られていて、単品でも購入可能。他3種はプラリネ詰合せ用のオリジナル。

ダークのカバーは
左下/プラリネクリームを煉り込んだガナッシュ
右上/カラメリゼしたピーカンナッツ入り

ミルクのカバーは
左上/ジャンドゥーヤにライスパフ
右下/ココナッツミルクのカラメル風味に、ピスタチオダイス入り

そのどれもが、センターのガナッシュの口溶けのなめらかさに驚かされます。室温に置いてはいましたが、カバーチョコは普通に手に持って溶け出さないレベル、バリッとした食感が残っていましたから、適温。口溶けの良さは特筆に値します。特別のなめらかさとともに香気が漂い、味わいが広がって行きます。

アーモンドやヘーゼルのナッツ感は基調として存分に感じるのですが、ココナッツやピーカンは存在を強く迫って来るという風ではありません。
が、しっかりと余韻を残すのです。永いのです、余韻。
その清潔感と気品の高さ。思わず偶像的な憧れを抱いてしまうほどです。

ああ、ランクスさんの時代に食べておくべきだった。パリのお店を訪ねたときは定休日だったからなぁ。ツイてないなぁ。こうなったら自腹でボンボンショコラも食べるかという気持ちにさせてくれました。敬服。



●『プラリネ4種』5400円  (※内税)

●「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」
  東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F  TEL03-3201-6006  定休日/無休  営業時間/11:00~20:00