ジャン=ポール・エヴァン(3)『キト』『ヴォワヤージュ』『トリュフ』『ボンボンショコラ4種』

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世界的なチョコレートの巨匠「ジャン=ポール・エヴァン」さん。

ある日、NTTのポイント交換を眺めていたら、なんと対象商品にあるではないですか。
あのお馴染みのお洒落なパッケージ&ブルーリボンの『チョコレート・焼菓子詰め合わせ4種』、さっそく発注しました。






●『キト』  径11.8cm 高さ3.2cm 180gほど。
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クラシックショコラの濃厚版(アーモンドプードル入り)、といったところでしょうか。

成分表ではバターがトップ。食後感としてはどっしりと重いケーキなのに、口溶けが軽く、生地もホロホロと軽め。重さを巧みに消してしまっています。
かなり甘いケーキですが、ショコラの香りが良く、食べやすくついつい手が伸びる素直な美味しさ。

ちなみに、Quito とは、カカオの産地エクアドルの首都なのでしょうか。 


●『ヴォワヤージュ(3種)』
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標準的な焼き菓子のセット。脱酸素剤や乾燥剤を使用していないのは珍しいですね(上記の『キト』も)。

◆マドレーヌ  7.5×4.7cm 厚み2.6cm 30gほど。
ややしっとりタイプ。転化糖とオレンジピールが入っているせいでしょうか。塩も入っていて、BPとあいまってやや塩辛く感じるような感じないような。
古典菓子をより美味しくということなのでしょうが、マドレーヌには確固としたイメージを持っているので、……あまり感心しません。

◆フィナンシェショコラ  8.5×4.5cm 厚み1.1cm 25gほど。
あら? ずいぶん薄っぺらなフィナンシェ。
口に入れたときのバターが滲み出るジュワッと感は弱いですが、ちゃんとショコラとアーモンドが香っているのはそれらしいですね。

◆フィナンシェノワゼット  6.7×6.3cm 厚み2.3cm 30gほど。
形はホタテ貝。カラメリゼしたヘーゼルナッツがふんだんに散りばめられています。
ヘーゼルがよく香っています。美味しいお菓子ですが、フィナンシェである必要はあまり感じませんでした。



●『ボワットゥ ドゥ トリュフ』  径2.5cmほど。
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ごくごく一般的なトリュフ。

ですが、カバーチョコが極薄で繊細な“はりっ”とした食感で崩れ、中のガナッシュがなめらかに溶け出す食感は出色。ガナッシュの軽やかな酸味も印象的です。







●『ボワットゥ ショコラ(4個入)』(右上より時計回りに)
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◆サフィル  2.2×2.2cm 厚み1.4cmほど。
ミルクチョコにヘーゼルプラリネのクルスティヤンが入って、ミルクチョコのカバー。
おぉ、目覚ましい食感! サクサクッ、新鮮です。
ヘーゼルの香りも華々しい。とても分かりやすく、それでいて品位を保ち繊細さを失わないのは凄いですね。

◆トロワオランジュ  2.2×2.2cm 厚み1.4cmほど。
たしか、元々コアントローで作られていたものをオレンジのピュレに置き換えたそうです。
うんうん、その甲斐あってスッキリとした清らかなオレンジ風味。爽やか。
ビターガナッシュ、ダークのカバーとの相性もピッタリ。いいですね。

◆マノン  2.2×2.2cm 厚み1.4cmほど。
ミルクチョコにフルールドセルの入ったカラメルを合わせています。カバーもミルクチョコ。
カラメルの豊満で安心感を湛えた香りに、幼時に帰りそうになりますが、品のいい塩気で大人の世界に踏みとどまっています。

◆カライブ  2.2×2.2cm 厚み1.2cmほど。
商品名、カライブかどうか分かりません。
ビターガナッシュにダークのカバー。同じ構成のボンボンがもう一つありますが、酸味の華やかさがおそらくカライブかなぁ? 食べ慣れた味わいのイメージもあるのでおそらくそうでしょう。
すべてに通じることですが、多層仕立てのものが少なく(今回は無し)とてもシンプルな構成、味わいが明確なところに感心します。



ことボンボンショコラに関してはさすが「エヴァン」と唸らせる繊細さ、気品の高さを感じさせます。
でも、本人の手を放れて作られているせいか、最近の日本人ショコラティエの技術が高まり、センスも磨かれて来たのか、特別の大きな差は感じませんでした。
ポイント購入で自腹感が薄いことも感激を弱めていたかもしれません、ははっ。今回はほんの参考までのご紹介です。



●『キト』998円  『ヴォワヤージュ(3個入)』1145円  『ボワットゥ ドゥ トリュフ(4個入)』不明  『ボワットゥ ショコラ(4個入)』不明  (※内税)

●「ジャン=ポール・エヴァン」ジャポン アトリエ
  東京都文京区関口1-35-12