フランクス(5) 『サンドイッチ2種/エビフライ、ロースハムタマゴサンド』

東大阪市、近鉄奈良線・河内小阪駅から1分余りのところにある「フランクス」さん。創業38年。東野卓仁(たかみ)さんが一代で築き上げた人気店だ。素材の良さを素直に伝えるケーキと洗練された味わいのサンドイッチが有名。
こちらのすごいところは、オープン32年目に自店でパンを焼きはじめ、さらにパワーアップしたこと。成功した安定路線を踏襲するのではなく、新たな試みを取り入れて行く姿勢こそが真の老舗への道だろう。
人気の衰えないサンドイッチの代表的な2品を久しぶりに食べてみた。(※担当/クボタ)


●『エビフライ』
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軽くトーストした、この店オリジナルの“フランクストースト”で海老フライとタマゴサラダ、レタスを挟んでいる。

まずパンはポーリッシュ法を用いているがあえてイースト量を少なくし、低温でじっくりと長時間醗酵させる。砂糖や乳製品を加えていないので粉本来の旨味が味わえる。

エビフライはサクッと揚がっていて軽やかな食感とともにエビの香りを十分に抽き出していて、満足感が高い。
さらにタマゴ。みじん切りにしたゆで卵に最少限のマヨネーズとペースト状にしたタマネギとピクルス。タルタルソースとタマゴサラダの中間的な仕上がり。濃厚な旨味のベースを築いている。

一切れのサンドイッチに豊満な旨味が充満している。味だけでなく、食感もフライの衣のザクッとレタスの新鮮な食感が合わさり目覚ましいところに、エビの弾力、タマゴのねっとり感、パンのサックリふんわりまでが重層的に感じられる。なんとも贅沢極まりない味わいだ。



●『ロースハムタマゴサンド』
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こちらは生の“フランクストースト”。

ロースハムが4枚ほど重ねられ、例のタマゴサラダ、レタスとキュウリという組合せ。オーソドックスの見本のようなシンプルさだが、旨い!! 

ロースハムの質が高い。薄切りを重ねているので、食べやすくてヴォリューム感があり、ハムを食べている満足感がある。濃厚なタマゴの味わいが陰で支えている味と思えるほどにハムの旨味、香りが堂々と振る舞っている。

レタスとキュウリがシャキッ、パリッと冴えた歯触りなのも一口ごとに活き活きとした印象を与えてくれる。



手抜きのないしっかりした作り込みに感心する。一口サイズの磨き抜かれた料理と言っても過言ではない。この味は時代を経たからといって陳腐化するはずがないね。



●『エビフライ』455円  『ロースハムタマゴサンド』540円 (※外税)

●「フランクス」
  東大阪市小阪本町1-1-18  TEL06-6724-6462  定休日/不定休(月2回月曜休)  営業時間/7:30~20:00(日祝~19:00)