ラ・フルネ(9) 『シポラタ』『めぐみパン』『パン ド シャテーニュ』

大阪市、大阪メトロ・肥後橋駅から西へ3分ほどのところにある「ブーランジュリー パティスリー ラ・フルネ」さん。
毎回、パンもお菓子も同等に美味しいとしつこいほどにお伝えして来ているが、今回はパン。
正統派でハード系がしっかり美味しいという基本を押さえつつ、他店ではお目に掛からないパンを揃えて来るところに懐の深さが感じられる。まだまだ若い春日シェフの能力の高さに、分かっていても驚かされる。(※担当/クボタ)


●『シポラタ』  14×6.8cm 高さ4.5cm 150gほど。
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chipolata 豚挽肉を羊腸に詰めたブルターニュ地方の生ソーセージ。
フランスではポピュラーでポトフにもカスレにも何にでも使えるもののようだ。

シェフは「仕入れものですけどね」と控えめに語るのみだが、シンプルに美味しいバゲットサンド。

シポラタも美味しいが、たっぷり塗られた粒マスタードと、皮付きポテトにまぶされたバジルの香りが活き活きとしていて、飽きさせないパンだ。
もちろんバゲットの充実があってこそということを忘れてはいけない。



●『めぐみパン』  径11.5cm 高さ8cm 160gほど。
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ちょっと可愛い見掛けのパン。
名前も可愛いが、強力粉の“南のめぐみ”を使っているのかな? 熊本産のようだし、シェフの出身地だからね。

生地はパン オ レに近いそうだが、むしろバターの香りが目立つ。クラムもやや黄色みがかっている。
ふんわりと柔らかく、軽やかな食感。小さな生地を4つ型の中に入れて焼くので、ちぎりパンのように気楽に食べられるのもいい。
表面がサックリする程度にトーストすると、ますます軽さが強調されて、このパンの魅力が際立つようだ。


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ほんのりとした柔らかな甘さが、シェフの言う通り、お菓子パンと食事パンの中間的存在に位置づけさせる。
使い道の広い便利なパンと云えるだろう。







●『パン ド シャテーニュ』 幅11.5×10cm 高さ7.5cm 200gほど。
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栗粉が10%ほど入ったパン。形も栗。

香りは玄米パンのような芳ばしさ。うっすらと栗の甘さが感じられる。
栗粉が入ると生地が締まってしまうと思うのだが、水分量も少なめというのに、けっこう膨らんでいて重くは感じない。

軽くトーストすると薄いクラストがカリカリッと小気味いい食感を取り戻す。噛み応えのあるクラムといい組合せ。
有塩バターを塗ると栗の甘味がより深くなって魅力を増す。


画像他にも美味しい食べ方はいろいろありそうだが、試す前にアッという間に食べてしまった。それだけ美味しいということだ。







友美子夫人の明るい清潔な笑顔に迎えられると、こちらも朗らかな気持ちになる。そんな気分で食べたいもの目白押しのなかから、今日の食欲とじっくり照らし合わせるのは楽しい限り。



●『シポラタ』346円  『めぐみパン』281円  『パン ド シャテーニュ』302円  (※内税)

●「ブーランジュリー パティスリー ラ・フルネ」
  大阪市西区土佐堀1-4-2  TEL06-6147-5267  定休日/月曜・火曜  営業時間/11:00~18:00(現在臨時短縮中)