ヴィヨン(2) 『焼菓子5種/ガレット、フリアン、ガトーオレンジ、エンガディナー、ショコラマロン』

東京、田園都市線を桜新町で降りると出口の真横くらいにあるのが、バウムクーヘンで有名な「創作菓子の店 ヴィヨン」さん。1965年の創業。いまだに創業者が健在だとお聞きしましたが、かなりのご高齢のはず。お元気なうちに食べておきたいお店ですね。


●『ガレット』  径6cm 厚み1.2cm 20gほど。
画像
ガレットブルトンヌ。
薄いタイプのものが2枚も入っています。単純に嬉しい。

中はまっ黄色。ラム酒がふわっと香っています。
ザクザク感も良く出来ていて、ホロホロと脆く崩れて行くのが、快~感!
バターと卵黄、ラム酒の香りが残り香となって満足感を高めてくれています。



●『フリアン』  径7cm 厚み2cm 30gほど。
画像
小さなパイ皿のような型ですね。ちょっと珍しいかな。

しっとりとして、ジュワ~とバターが滲み出て来るのですが、ヴァニラの甘い香りも重なってきます。
ちなみに、こちらのお店はカルピスバターだと聞いています。






●『ガトーオレンジ』  径6.8cm 50gほど。
画像
薄いタルト生地(フォンセ?)のようなものに、オレンジの果汁を吸わせたじっとりとしてまっ黄色のダマンドを詰めています。
中にフランボワーズのジャムを薄く塗った層。トップにオレンジの輪切り。

オレンジだけだったらかなり美味しいお菓子だったと思いますが、フランボワーズが味を深めるはずが、邪魔をしているような落ち着かなさを感じました。ちょいと残念。




●『エンガディナー』  2.2×6.3cm 高さ3.3cm 45gほど。
画像
ドイツ菓子でよく体験するミルクっぽい香りのするミュルベタイクのような生地で、胡桃のカラメル和えをサンド。

胡桃は皮付きでやや渋みを感じますが、生地の優しい甘さとフィリングの濃厚さとの対比がいいですね。






●『ショコラマロン』  径5.2cm 高さ4cm 60gほど。
画像
なぜか金色の包み紙には惹かれてしまうのです。懐かしい。
他ではお目に掛かれない独自のお菓子といえそうです。中心に栗、周りはチョコ餡、外側をチョコレートでコーティング。
最近、チョコ羊羹が流行りかけていますが、同じような発想でとっくにやっていましたね、という感じ。面白いといえば面白いし、美味しいと言えば美味しいけれど、少し首を捻る部分もありますね。


画像50年に渡ってお菓子を作りつづける情熱に頭が下がります。
長く続くお店で感じることは、基本を絶対におろそかにしていないということ。素材の扱いを間違えない、生地の性格を熟知しているということで安定感のある味わいを築いているのです。
「ヴィヨン」さんもまさにその安定感、安心感のお店です。





●『ガレット(2枚入)』『フリアン』『ガトーオレンジ』『エンガディナー』『ショコラマロン』5個合計980円  (※外税)

●「創作菓子の店ヴィヨン」
  東京都世田谷区桜新町2-8-4  TEL03-3427-2555  定休日/不定休  営業時間/9:30~20:00