ル・パティシエ ミキ(8) 『紀州和歌山みかんシェ』(みかんのフィナンシェ)

和歌山市、JR紀勢線・宮前駅から東へ2分ほどのところにある「ル・パティシエ ミキ」さん。フルーツ王国和歌山の美味しさをより高めることに定評のある三鬼恵寿シェフ。
代表的なお土産菓子『みかんシェ』が平成29年度の「第58回全国推奨観光土産品審査会」において特別審査優秀賞に選ばれています。和歌山を代表する銘菓に育て上げたのですね。


●『紀州和歌山みかんシェ』  7.5×4.2cm 厚み2.3cm 40g弱ほど。
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ん?“みかんシェ”って、なんぞや?
そう、蜜柑味のフィナンシェ、です。
だから、蜜柑色! 元気が湧き上がるビタミンカラーですね。

フィナンシェ生地に三鬼シェフ考案による蜜柑のミンチを合わせて焼き上げています。

鍵となる蜜柑ミンチの誕生からお話ししましょう。
蜜柑農家で2級品以下(といっても味はまったく遜色ないのです)の蜜柑が破棄されている現実を目の当たりにしたシェフがあまりのもったいなさに、シロップ漬けにした後にロボクープにかけてミンチにし、ケーキ材料として使えるように工夫。生産法を農家に指導し、生産環境も整えさせると云う尽力があって生み出されたもの。

蜜柑の甘酸っぱい美味しさがより濃縮され、さらに皮の香りとホロ苦さも加わった、とても美味しい素材に生まれ変わっています。
一度ミンチそのものを食べさせてもらったことがありますが、オレンジのマーマレードのような濃密な美味しさに加えて、さらに瑞々しい新鮮さも味わえます。フィナンシェのじっとりとした食感の魅力を残しつつ、蜜柑ミンチのフレッシュでジューシーな美味しさが加わり、他では味わえない、紀州和歌山だからこそのお菓子に生まれ変わったのです。

受賞にはフランス人ジャーナリストの一票が大きかったようですよ。関空から海外にまで持ち帰られる日も遠くないかもしれないですね。画像



ほかにも、和歌山の素材にこだわった焼菓子があって目移りしてしまいます。
今回は『和歌山便り』と銘打った焼菓子詰め合せ。みかんミンチをはじめ、蜂蜜、卵、無花果、備長炭(!)と紀州和歌山産を使っています。

常日頃から包装紙にも気配りが行き届いていて、和歌山を彷彿とさせるデザインだったりお店のロゴ入りだったりと“ミキオリジナル”。ギフトにも使い勝手がいいですね。
これも名産品のイラスト入りで「へぇ和歌山は無花果も有名なのか」とか「紀州備長炭使うってどんなお菓子なの?」などと、和歌山をぐるっと旅するような気分になりました。




●『紀州和歌山みかんシェ』200円 (※外税)

●「ル・パティシエ ミキ」
  和歌山市中島551-4  TEL073-471-7977  定休日/水曜・第3火曜  営業時間/10:00~閉店時間はHPをご覧ください。

  ※ブログ「パイ日和」では、こちらの『ミルフィーユ』と『パルミエ』をご紹介しています。