2019年10月19日、苦楽園に本格パティスリーオープン! パティスリー ルメルクール(1)『ニュイマジック』『キャラメリエ』『ガトーセゾン』

兵庫県西宮市、阪急甲陽線・苦楽園口駅から西へ本通を3分ほどのところに「パティスリー ルメルクール REMERCOEUR 」さんが2019年10月19日オープンしました。店名は、仏語 remercier 感謝 + coeur 心 の造語だそうです。
(詳細は「パイ日和」をご参照下さい)

●『ニュイマジック』  10.5×2.5cm 高さ5.3cmほど。
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nuit は夜。夜の美しいマジック、詩的な表現ですね。
シンプルなチョコレートケーキです。生地はビスキュイザッハ、メレンゲで軽く仕上げています。
ガナッシュにはヴェイス社の72%のクーヴェルチュール、エベンヌを使っています。わっ懐かしいなぁ。以前、自分たちも購入してショコラショーなどで、その香り高さと繊細さを堪能したものです。
トップにはジュレカカオでぴかぴか。生地には、たしかココアパウダー(カカオパウダー?)を使用したシロップでアンビベだったかな(この辺りうろ覚え、失敬)。

ともあれ、ずっと見ていたいような美しさ。しっとりとして夜霧に塗れたような、漆黒のチョコレート世界です。夜に嗅覚が鋭くなるように、黒い色を前にしんと心が静かに震えます。
嗚呼、エベンヌの香り、華やかではない気品の高いフローラル系。かすかにラスベリー系の酸味を思わせる香り。苦みも円やかで、チョコレートを満喫。

あら、生地にどこか粉っぽさを感じるのはココアパウダー(カカオパウダー?)のせいかしらん? しっとりした生地をガナッシュに埋没させないためでしょうか。生地感は明瞭になりますね。
ほーほほぅ、magiqueに翻弄される私たち!


●『キャラメリエ』  7.8×3cm 高さ4.6cmほど。
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キャラメル職人。キャラメル好きには堪りませんな。
底に塩カラメルの入ったチョコフィアンティーヌ。ナッツ感のあるチョコレート生地が3枚。一番下のクリームは塩カラメルクリーム、次2つの黄色がカラメルクリーム、一番上がカラメル風味のチョコムース、グラッサージュもカラメルだそうです。

キャラメルってソソルと度高いですよね。カラメルで攻められると弱いところはあるのですが、これはそれだけでは収まらない優れたカラメルケーキですね。
カラメルの味わい、風味が何層にもなってリズミカルに押し寄せてくるところがいい。全体的には円やかなカラメル感なのですが、塩カラメルの層が利いて、芯のある味わいに感じられるのもいいですねぇ。わぉ!
意外なほど複雑で手数の多いケーキですが、その複雑さがうるさくはなく、むしろ楽しさを作り出し、優しく味わわせ、深い余韻を残すパフォーマンス。お見事。


●『ガトーセゾン』  辺10cm 高さ11cmほど。
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一転、優しげな姿、気になります。
『苺ショート』となるものですが、季節ごとのフルーツが使われるそうです。この時季には苺を使いたくなかったので、いまが旬のラフランス。マリネなどはなし。

写真は美しく撮れませんでした(代わりに店頭のショーケースの写真掲載)が、清楚な白、優しい黄色というとても淡い世界が作り出されています。
ジェノワーズはふわふわ。生クリームは3種ブレンドされ、大江シェフがここぞと思う泡の立て方に。下の生地のところに、ディプロマットが少しはさんであります。少し卵の風味も欲しかった、ということのようです。

口へ運ぶと……、んふっ、ふわっとした軽やかさと弾力を感じさせつつ、なめらかに消えてくれます。
全体に甘味が抑えられていて、ラフランスはそれほど量的には多くないのに旨味が際立っています。比較的大きめのショートですが、さっぱりとした仕上がりで一瞬でペロリと食べてしまいました。
季節ごとの果実を待ち焦がれる方も増えていくでしょう。

他にも焼菓子を購入したし、開店記念のプレゼントの焼菓子もあるのですが、今夜はここまでで手一杯。続報をお待ち下さい。

●『ニュイマジック』520円 『キャラメリエ』530円 『ガトーセゾン』540円 (※内税/店頭では本体価格も併記)
●「パティスリー ルメルクール」
 兵庫県西宮市南越木岩14-2  TEL0798-71-4118  定休日/不定休(10月は21日・25日・29日)  営業時間/11:00~18:00
※ブログ「パイ日和」では、こちらのお店のタルト2種をご紹介しています。

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