ブーランジュリー パリゴ(3)『シュトレン』

大阪、天王寺区夕陽ケ丘の「ブーランジュリー パリゴ」さん。連続3回目の登場です。
本日もまたシュトーレンです。今年は、ドイツ菓子マイスターの古井さんのお店「焼き菓子の里」さんの『モーンシュトーレン』に始まり、「ロトス洋菓子店」さんの『シュトーレン』、これまたドイツパンマイスターの「ペルケオ」さんの『クリストシュトーレン』と続き、「パリゴ」さんの『黒豆シュトレン』『和栗とほうじ茶のシュトレン』を紹介してきました。はぁ~。
“毎年3本”という禁を破り、今宵はついに6本目、「パリゴ」さんのいよいよノーマルタイプの『シュトレン』の登場です。
本年シュトーレンの、打ち止めです。本当にもう最後ですぞ!


●『シュトレン』  12×7.3cm 高さ4.3cm 220gほど。
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前々回、変わり種2種をご紹介しましたので、今回はオーセンティックなタイプを。これで「パリゴ」さんのシュトレン全種を制覇!

生地の仕込みは共通で、元種、本種の2段仕込み。生地にアーモンドプードル、カカオバター、ホワイトチョコクラッシュが入ります。
ドライフルーツはサルタナレーズンがラム酒、林檎がチェリーブランデーとアニゼット、オレンジピールがコアントローと漬け分け、絞ってから混ぜます。
ナッツはアーモンドのスリバードとマカダミア。スパイスはカルダモン、ナツメグ、シナモン。
ドライフルーツを漬けて果汁を吸って美味しくなったアルコール類を一緒にして、アンビベ。焼き上げて澄ましバターに漬け、粉糖をたっぷりまぶしています。

parigot_stollencut.jpgリボンを解き、包みを開けると…… わっ! ヴァニラの香りに包まれ、生地を焼き込んだ芳ばしさも力強く立ち上ってきます。
口に入れると、あぁん甘~い、大甘です。ふんふん、香辛料がふわんと。あぁ、やっぱりこの香りとドライフルーツの風味が、“正調シュトーレン”ですね。ほっと懐かしいような安心感に満たされるのです。
焼き立てのせいか洋酒の芳醇な薫りも。アルコールそのものは焼成時に飛んでしまっているそうですから、お子さんたちと食べる時にも安心です。
レーズンの甘酸っぱさの陰からアーモンドも存在感を示しています。部分によって林檎やオレンジピールも語りかけてきて、なかなかに賑やか。
parigot_stollenpac.jpgこれでもかというほどの粉糖のおかげで、フルーツケーキを食べているような、贅沢さ。宗教祭事のお菓子だというのに、あまりに美味しくて一切れでは止められず、ついつい大食の罪を犯しそうに、むむむ。剣呑なほどの見事さです。


パン屋さんで季節商品がたっぷり揃っているのは嬉しいですね。他にもパネトーネもあってクリスマスを楽しく美味しく過ごせます。
2019年の歳末は、豪奢なシュトーレン三昧の日々と相成ったのでした。幸せな師走です。

●『シュトレン』850円 (※外税)  3.8円/g(外税計算)
●「ブーランジュリー パリゴ」
 大阪市天王寺区上本町9-3-4  TEL06-6774-5087  定休日/月曜、第1&3火曜  営業時間/7:30~20:00