ル・パティシエ ミキ(9)『苺ショート』(雛祭りヴァージョン)

和歌山市、JRきのくに線の一つ目の駅、宮前から東に3分ほどのところにある「ル パティシエ ミキ」さん。2003年11月オープンです。
ある調査データでは、一人当たりのケーキ消費額が全国最下位なのが和歌山県だそうです。そんな状況に切歯扼腕、孤軍奮闘して大人気店となっているお店です。その人気の秘密が分かるような定番商品をご紹介しましょう。


●『苺ショート』(雛祭りヴァージョン)  6×6cm 高さ6cmほど。
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本日、3月3日は桃の節句。雛祭りですね。
じつはもう少し低価格の三角ショートもあるのですが、こちらの方がよく売れているそうです。きっちり立方体の姿がいいですねえ。
今回は雛祭りということで、雛祭りヴァージョンの箱入り。子供だったら、「ぜったい、こっち!」といって譲らないでしょうね。

さて、ケーキ自体の魅力について。
まずは苺。いちご農家の奥村さんが丹精したものを使っています。
シェフの三鬼さんは“フルーツ大使”を自ら任じていて、多くの農家とお付き合いがあるのですが、苺は奥村さんと決めているのです。甘酸っぱく、品のいい苺。そのほどの良さが、もう1粒、もう1粒と後を引くから堪りません。

そして生地。最近レシピを見直して作り変えたものだそうです。
あらん、なんでしょう、この溶けるような食感は? 一般によく使われているジェノワーズと呼ばれているスポンジ生地とは異なり、もう少し目が詰まって見えます。食べてみても一瞬、ずしりと重量感を感じるのですが、口に入れた途端、スル~、トロ~と溶け出すのです。これだけ滑らかに溶ける生地というのはなかなか出会わないですね。
生地の卵は、黄身の色がよく味わい濃厚な“旬の美白”。バターミルク(生クリームからバターを採った残りの液体)というものでしっとり感を出し、ホワイトチョコでコクを加えているのですが、生地の目を潰さないための隠し技がふるわれているとのこと。三鬼シェフの秘伝! だそうですよ。
ふふっ、なんでしょね、生クリームの助けを借りるまでもなく、溶け出すのですから摩訶不思議(ん、聞きそびれましたが、生地には焼き目無し、のよう。苺ジャムのゆるいものをアンビベもしてあるようです)。
生地って、一般の方はあまり注目されないところですが、食べて一目瞭然。こりゃあ、人気が出るはずです。

●『苺ショート』832円  (※内税)
●「ル・パティシエ ミキ」
 和歌山市中島551-4  TEL073-471-7977  定休日/水曜、第3火曜  営業時間/10:00~閉店時間はHPでご確認を
 ※ブログ「パイ日和」では、こちらのお店の『りんごパイ』『パイコルネ』をご紹介しています