グロスオーフェン(10)『レーズンバターサンド』

大阪府箕面市、阪急箕面線・桜井駅から徒歩1分、間近にあるのが「ドイツ菓子グロスオーフェン」さん。来年2021年にはオープン40周年を迎える老舗。
世代交代を経ても受け継がれているケーキが多く、ドイツ菓子のカタログ的な本にも載っていないような稀少なアイテムも沢山ある、大切に守り育てて行きたいお店です。
新オーナーシェフの清水久弘さんはこのお店をさらに発展させるに相応しい逸材。ますます期待が高まります。


●『レーズンバターサンド』  6.7×6.2cm 厚み2cm 40gほど。
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ワァ、やったあ~。大好きなレーズンサンドだ。しかも、なんともラブリーなハート型。

生地はバター多めでソフトなクッキー生地。粗糖と粉糖を混ぜて、軽いザクッと感が出るようにしています。
間にアプリコットのお酒で香り付けしたバタークリームと、アプリコットのお酒で戻したレーズンがチラリ。ハートの左側部分を覆っているのはルビーチョコ。フルーツの香りのするクーヴェルチュールです。

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パリッとしたチョコの食感と同時に、サクッホロッと軽やかに崩れるソフトで甘いクッキー生地。その刹那、洋酒の芳醇な香りに包まれます。
その香りがずーっと最後まで続いて、ほぅ~凄いなぁとニマニマしていると、生地とバタークリームが 一体になってゆっくりと溶け出します。時折ほのかなレーズンの甘酸っぱさとクニュンとした食感で加わってきます。カバーのチョコも甘やかで華やかな薫り。…… もう陶然となるような美味しさ。

ラムレーズンにしなかったことでくどさから解放され、キレのいい香りに改めることで、大人向けのお菓子に変身。
レーズンが少なくてもちゃんと目立たせる良さもあり、アプリコットの香りも大人用にエッジを利かせるのに役立っています。
うんうん、この手法はドイツ菓子が得意とするスタイル。少しなのに、俄然、いい仕事をしているというような。いや、少しだからこそ、際立つというような。
ふぅぅぅ~いいぞいいぞ。レーズンサンド党首の私も大推薦! お見事です。

●『レーズンバターサンド』260円  (※内税)
●「グロスオーフェン」
 大阪府箕面市桜井1-1-31  TEL072-723-9151  定休日/水曜  営業時間/10:00~19:00
 ※ブログ「パイ日和」では、こちらのお店の『チョコパイ』と『キッシュ』をご紹介しています