ブーランジュリー グルマン(6)『レモンウインナーのフォカッチャ』『バゲットカフェ』『いちじくとくるみのカンパーニュ』

JR神戸線・摂津本山駅から南東に3、4分のところにある「ブーランジュリーグルマン」さん。オープンから丸3年が経過し、コロナ禍も難なく乗り越え、次なる発展を期す段階が迫ってきたようです。
ブログ「パイ日和」でご紹介したブリオッシュやパイなどの折り込み生地を中心に、図抜けた技術力を武器にオリジナル商品を開発して差別化を図って行く構え。他の生地でも生地の特長を明確にして、「グルマン」ならではの世界を目指しているようです。


●『レモンウインナーのフォカッチャ』  11,7×10cm 高さ3.2cm 100gほど。
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新作です。オリーブオイル風味のふっくらとした生地が特長のイタリア発祥のパン。ピザの前身とも言われていますね。
フィリングはイタリアにこだわらず自由な組合せ。まずハニーマスタードを塗り、レモン風味のハーブウインナーとチーズを載せて焼き、パセリを振っています。
ピザ同様フォカッチャは万能ですね。すべての具材を優しく包み込んでくれています。ハニーマスタードの品のいい軽やかな刺激と甘さをベースに、ウインナーとチーズの濃厚さが自然に寄り添いあっているのです。
檸檬の風味とかすかな酸味が食後のさっぱり感を作り出しています。この食後感を目指して見つけたウインナー。うんうん、探した甲斐がありましたね。


●『バゲットカフェ』  23.7×6cm 高さ4.1cm 230gほど。
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むむ、バゲットと名乗っていますが、形から。生地はいわゆるフランスパン生地ではなくカンパーニュ生地。
シーズンごとにいろいろな風味で展開。1~2月チョコ、3~4月抹茶、5~6月がこのカフェ、7~8月カシス、9~10月ほうじ茶、11月~12月フランボワーズ。ほぅ、楽しいヴァリエーション。
『カフェ』は元種も含めて2割程度のライ麦が入り、軽やかな酸味もある深い味わいのカンパーニュ生地にインスタントコーヒーを練り込み、珈琲風味のチョコとホワイトチョコ、マカダミアナッツを練り込んで焼いています。
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チョコの甘さが前面に押し出された、食べやすいお菓子パンです。珈琲の香りもずっと続いていて(「イルプルー」の御大・弓田シェフも香りを強く主張したいときはたしかインスタントを使用されていたのを思い出しますね)、香りに満たされながらカリコリッとしたマカダミアの食感も印象に残ります。ホワイトチョコも入っていて、ミルクチョコっぽく感じるのが人懐っこい味を作り出しているようです。後口に珈琲のほろ苦さが残り大人の味わい。

しっとり、ややもちっとした食感で、薄くスライスして、そのまま食べるのもよし、少し温めてもよし。私たちは食後のデザートとしていただきました。季節ごとに欲しくなります、いいですねぇ、これ。


●『いちじくとくるみのカンパーニュ』  10.2×7.9cm 高さ5.8cm 90gほど。
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定番の組合せ、フィグノワ。お店で見つけると、即購入してしまう大好きな取り合わせです。
食べやすさを保ちつつ深い味わい、ほのかな酸味を作り出しているカンパーニュ生地との相性が抜群です。
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白無花果はドライのものを水で戻して絞っていますが、洋酒でマリネしていなくても十分にコクがありますね。生地の酸味を背景に無花果自体の甘酸っぱさが際立ちます。種のプチプチした食感と胡桃のシャクシャクとした食感がリズムを織りなし、食べ飽きない美味しさ。うーむ、もっと大きなサイズが欲しくなりました。

●『レモンウインナーのフォカッチャ』320円 『バゲットカフェ』500円 『いちじくとくるみのカンパーニュ』220円 (※外税)
●「ブーランジュリー グルマン」
神戸市東灘区本山中町3-6-23  TEL078-262-1025  定休日/月曜・火曜  営業時間/8:30~18:00(水曜~土曜) 8:30~14:00(日曜・祝日)

※ブログ「パイ日和」では、こちらのお店の『シナモンロール』『クロワッサンホットサンド』をご紹介しています。