フードパンク/グッドネイチャーステーション内(1)『ケトローフ』

京都の新スポット「GOOD NATURE STATION」にはじめて行って、1階入り口にある「マーケットキッチン」で自然志向・健康志向の珍しい調味料やお酒などをふらふらと見ていたら、聞いたことのない名前のパンがあるではないですか。
「パンじゃないパン、医師も認める第3の主食、小麦粉・米粉不使用、グルテンフリー、低糖質、ハイファイバー、添加物フリー」の紹介POPが。冷凍保存で売られている。あまりの謳い文句にちょっと興味をそそられて買ってみた。(※書き手クボタ)

●『ケトローフ(4シード)』  16.7×9.2cm 高さ5cm 380gほど。
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調べてみると商品名のうちの“keto ケト”はケトン体を表しているものらしい。ケトン体とは脂肪を燃焼した時に体内に生産される物質。低糖質の食事を目指すことの象徴のようだ。“loaf ローフ”はパンの塊のこと。ミートローフなどのようにパンの形に焼くものも指す。
成分表をちょっと写してみよう。
卵白(国内製造)、有機ココナッツパウダー、皮付きアーモンドパウダー、エキストラヴァージンオリーブオイル、アーモンド、有機リンゴ酢、ひまわりの種、オオバコ種皮、チアシード、かぼちゃの種、生胡麻、白神こだま酵母、岩塩。

見るからに健康志向。酵母は入っているけれど何を栄養に繁殖するのだろう。オオバコ種皮やチアシードの豊富な水溶性繊維がつなぎの役割をしているとのことだが、固めているのは卵白の熱凝固作用だろう。ガスを閉じ込めるグルテンの膜が一切ないので、ふっくらはしていない。ライ麦パンのような目の詰まったパンの思い切り水分の多い、コシのないパンを想像してもらえば分かりやすいだろうか。
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解凍したものを生でスライスして食べると、湿っぽいポソポソとした冴えない食感のパンで、ココナッツの風味と甘味が前面にあり、アーモンドやその他のシード類の味わいがにぎやかに追いかけてくる。健康食品としてはずいぶんと美味しい。いや、最近はそういう傾向なのかもしれない。
水気が多く糖分がないので焼き色が付くまで長めにトーストすると、食味が格段に向上する。ようやくパンらしいさっくりとした食感が得られる。バターやチーズとの相性もよく、意外なことに美味しく食べられる。
ただ、繊維質だらけなので、食べ過ぎると胃に堪える人もいるだろう。要注意。

製造元は大阪・吹田市に本拠を置いている会社「FOOD PUNK」というところ。どういう販売形態なのか、販路などを調べていない。取りあえず、グッドネイチャーステーションへ行けばこの“4シード”と“プレーン”は手に入る。ほかに“フルーツ”もあるらしい。
パンとして捉えるとかなりの高値だが、健康食品としてみれば普通のレベルなのかもしれない。話しの種としては安いかな。

●『ケトローフ』1500円  (※内税)
●「フードパンク」(吹田市千里山)
京都市下京区河原町通四条下ルグッドネイチャーステーション内「マーケットキッチン」  TEL075-352-3712  定休日/無休  営業時間/10:00~20:00